SMV(selectable mode vocoder)は CDMA2000 ネットワークで利用される可変ビットレートの音声符号化方式である。それ以前から CDMA ネットワークで使われている符号化方式の EVRC のように通話中に音声の内容によりビットレートを変えることができることに加え、モード指定により基地局側から音質と平均ビットレートの制御を行うことができる特徴がある。
この特徴はその後に規格化された CDMA2000 ネットワーク用の音声符号化方式である VMR-WB や EVRC-B 以降の仕様などにも引き継がれている。