DTMF(英: Dual-Tone Multi-Frequency)は、0から9までの数字と、*、#、A、B、C、Dの記号の計16種類の符号を、低群・高群の2つの音声周波数帯域の合成信号音で送信する方法である。別名「トーン信号」「プッシュ信号」「PB信号[1][要ページ番号]」(PBはpush buttonの略)とも呼ばれ、その信号音は人間の可聴域にあることから、日本語では「ピ、ポ、パ」とも擬音語表記される。
押しボタン式電話機などを使ったプッシュ式電話回線(日本のNTTでは「プッシュ回線」などとも呼ばれる)での電話番号の送出、その他音声回線での数字入力(例:コールセンターでの着信後の項目選択)などで用いられる。
ダイヤルパルス信号と比較して次の点が特徴である。