PyQt

PyQt
Qt Designer
開発元 Riverbank Computing
最新版
6.6.1 / 2023年12月4日 (2023-12-04)[1]
プログラミング
言語
C++/Python[2]
対応OS クロスプラットフォーム
ライセンス GNU GPL and commercial
公式サイト riverbankcomputing.com

PyQtは、クロスプラットフォームGUIツールキットであるQtPythonバインディングにして、PythonでGUIプログラミングをするときの選択肢の一つである。PyQtの他には、PySidePyGTKwxPythonTkinterなどのGUIツールキットが存在する。Qtと同様にPyQtは自由ソフトウェアである。PyQtはPythonのプラグインとして実装されている。

PyQtはイギリスRiverbank Computing社によって開発されており、GPLと商用ライセンスで提供されているが、LGPLの下では提供されていない[3]。PyQtはクロスプラットフォームなツールキットであり、WindowsLinuxmacOSなどをサポートしている[4]

PyQtは440のクラスと6000以上の関数とメソッドを持つ。代表的なものは以下のとおりである[5]

  • 充実したGUIウィジェット
  • SQLデータベース (ODBC, MySQL, PostgreSQL, Oracle Database) にアクセスするためのクラス
  • QScintillaとScintillaをベースとしたエディタウィジェット
  • 自動的にデータベースからデータを取り込みウィジェットに表示
  • XMLのパーサ
  • SVGのサポート
  • Windows上でのActiveXのためのクラス(商用バージョンのみ[6])

自動的にこれらのバインディングを生成するため、フィル・トンプソンは他のプロジェクトでも使用されるSIPというツールを開発した。

Qtツールキットの所有者であるノキアは、2009年8月にPySideを公開した。PySideはPyQtと同じ機能を持つが、LGPLの下で公開されているという点でPyQtと異なっている[7]。PySideが公開されたのは、Riverbank Computing社とのライセンスに関する合意形成に失敗したためである[8]

PyQtの別のロゴ
  1. ^ https://www.riverbankcomputing.com/news
  2. ^ PyQt4 Download”. Riverbankcomputing (2010年). 2010年4月19日閲覧。
  3. ^ Riverbank | Software | PyQt | License”. Riverbankcomputing.co.uk. 2009年9月3日閲覧。
  4. ^ Riverbank | Software | PyQt | What is PyQt?”. Riverbankcomputing.co.uk. 2010年4月15日閲覧。
  5. ^ PyQt v4 - Python Bindings for Qt v4”. Riverbankcomputing. 2010年4月17日閲覧。
  6. ^ PythonInfo Wiki
  7. ^ PySide has been released – PySide – Python for Qt”. Pyside.org (2009年8月18日). 2009年9月3日閲覧。
  8. ^ FAQ – PySide – Python for Qt”. Pyside.org. 2009年9月3日閲覧。

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