FLTK

FLTK
開発元 Bill Spitzak
最新版
1.4.1 / 2024年12月13日 (2024-12-13)
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対応OS UNIX / Linux / BSD (X11), macOS, Windows
種別 ウィジェット・ツールキット
ライセンス LGPL
公式サイト www.fltk.org

FLTK (Fast, Light Toolkit) は、クロスプラットフォームGUIライブラリであり、Bill Spitzakらが1998年に開発した。3次元コンピュータグラフィックスとの親和性を考慮し、OpenGLとのインタフェースも持っているが、一般的GUIプログラミングにも適している。

独自のウィジェット、描画、イベントシステムを使って、基盤となっている各システム固有のコードを抽象化している(なお、FLTK2では実験的にcairoもサポートしている)。これによって、どのオペレーティングシステムでも同じ見た目のプログラムを書くことができる。

FLTKは自由ソフトウェアであり、LGPLに非互換なライセンスのアプリケーションとの静的リンクを許すという条項を加えたライセンスとなっている。ライブラリだけなくFLUID (FLTK User Interface Designer) というグラフィカルなGUI設計ツールが含まれ、C++のソースファイルとヘッダファイルを生成する。

QtwxWidgetsに比べると、FLTKはより軽量に設計されていて、機能もGUI機能に限定されている。このためライブラリは非常に小さく(FLTKによる "Hello World" プログラムは約100KiB)、静的リンクされることが多い。また、複雑なマクロやプリプロセッサもなく、C++ の最新機能(テンプレート、例外RTTI、FLTK 1.x では名前空間)も使っていない。従って、習熟が比較的容易である。

長所は短所にもなる。FLTKは多くのウィジェット・ツールキットよりも提供するウィジェットの種類が少ない。また、ネイティブでないウィジェットであるため、そのプラットフォームのネイティブなルック・アンド・フィールとは異なる。


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